揮発性酸遊離反応 | みくあす化学館

揮発性酸遊離反応

 

今回は、揮発性酸遊離反応について。

 

 

揮発性の酸とは、蒸発する酸のことです。
塩酸、硝酸、炭酸など。

 

不揮発性は蒸発しない酸です。
硫酸やリン酸など。

 

 

酸と塩の反応は基本的に
弱酸遊離反応ですが、
強酸と強酸の塩でも反応します。

 

 

例えば、
塩化ナトリウムと硫酸の反応
硝酸カリウムと硫酸の反応

 

 

塩化ナトリウムは強酸である塩酸の塩です。
同じ強さの酸である硫酸とは
弱酸遊離反応しないはずです。

 

 

しかし、揮発性酸の塩と
不揮発性の酸なので反応します。

 

 

これが揮発性酸遊離反応です。

 

 

塩化ナトリウムは、揮発性の酸である塩酸の塩です。
硫酸は不揮発性の酸です。

 

 

加熱すると揮発性の塩酸が蒸発し、
不揮発性の硫酸は残り、
硫酸水素ナトリウムになります。

 

 

NaCl+H2SO4→NaHSO4+HCl

 

 

このように、塩酸の塩は
硫酸と反応し、塩化水素が発生します。

 

 

同じように、
硝酸の塩と硫酸も反応します。

 

硝酸は揮発性の酸ですからね。

 

 

KNO3+H2SO4→KHSO4+HNO3

 

 

まぁ、硝酸は加熱すると
二酸化窒素、一酸化窒素、水に分解してしまいますが。

 

とりあえず硝酸塩から硝酸を遊離させることは可能です。

 

 

硫酸塩から硫酸を遊離させるのは無理です。
硫酸は強酸だし不揮発性なので
どうあがいても遊離してきません。

 

 

それでは、今回はここまで。

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