「→」と「=」の違い | みくあす化学館

「→」と「=」の違い

 

今回は、なぜ熱化学反応式では
「→」ではなく「=」を使うのかお話します。

 

 

化学反応式では、
両辺を「→」で繋ぎます。

 

2H2+O2→2H2O

 

これは、右と左で
物質が違うからです。

 

「=」というのは
「等しい」「同じ」という
意味ですよね?

 

2H2+O2=2H2O

 

と書いてしまうと、
水素、酸素が水と同じという意味に
なってしまいます。

 

おかしいですよね。

 

水素も酸素も水も
それぞれ別の物質です。

 

だから「=」を使ってはいけません。

 

 

では、熱化学方程式はどうか。

 

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こう書きますよね。

 

 

なんで「=」を使っているのか。

 

これは、それぞれの項が
エネルギーを表しているからです。

 

 

H2(気)は
気体の水素が持つ化学エネルギーです。

 

 

O2(気)もH2O(液)も
化学エネルギーという数値を表しています。

 

 

そして286kJは
熱エネルギーの数値です。

 

 

右辺も左辺も
エネルギーを表しています。

 

数値を表しているので
「=」でいいんです。

 

 

物質を表しているのではなく、
あくまでその物質が持つ
化学エネルギーを表しているのです。

 

 

H2(気)、O2(気)、H2O(液)は
数学の方程式で使うxとかyみたいなもんです。

 

「=」で繋がれているので、
これは方程式です。

 

だから、熱化学方程式なんです。

 

 

方程式なので右辺と左辺を
入れ替えたりもできます。

 

 

一方、化学反応式は
方程式ではありません。

 

右辺と左辺を入れ替えることもできません。

 

 

その違いに気をつけてください。

 

 

それでは、今回はこれで終わります。

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